
ルイボスティーってなに?第11回 南アフリカは南国?
マクロビオティックや風水の世界では、南の国の食べ物は身体を冷やし、北の国の食べ物は身体を温めると考えられています。 南アフリカなんだから、南国で食べ物は体を冷やしてくれるはず! …と思うのも無理はありませんが、違います。 南アフリカ共和国は、南すぎるので南国ではありません。
誰も知らないルイボスティーのことお話します。
マクロビオティックや風水の世界では、南の国の食べ物は身体を冷やし、北の国の食べ物は身体を温めると考えられています。 南アフリカなんだから、南国で食べ物は体を冷やしてくれるはず! …と思うのも無理はありませんが、違います。 南アフリカ共和国は、南すぎるので南国ではありません。
ルイボスティーの産地は南アフリカ共和国西ケープ州です。 その州都ケープタウンは、市内には40万人の人口がいて、整備されたハイウェイ、近代的なビル群、都会的な数多くの高級ホテル、整然としたショッピングモールなどがあり、非常に産業や観光が発達した地域です。
蒸気殺菌をしているから出せる、という説があります。 実を言いますと、日本に入ってくるおそらく90%以上のルイボスティーは植物防疫の観点から高圧蒸気殺菌処理をされています。
ルイボスティーにはいくつかのベネフィットがあります。 ノンカフェインの次に注目すべきポイントは特有のポリフェノールを含有していることです。特有ポリフェノールの名称はアスパラチン。
ルイボスティーにはいくつかのベネフィットがあります。 まず、その一つが「ノンカフェイン」であるということ。
ルイボスティーに関する風説のひとつに 「南アフリカ共和国は土に水銀が多く含まれている」 というものがありました。(過去形です)
コンベンショナルは肥料や農薬を使って育てられていますが、中にはオーガニックグレードと変わらない圃場で作っているものもあるのです。 それがきちんと見つけられれば良いのですが、その見極めはなかなか難しいところがあります。 そのため、格付けされた(有機JASマークがついた)オーガニック・ルイボスティーに関する日本人の関心は非常に高く、2015年にはオーガニック・グレードの輸出量は日本が一番になりました。
ルイボスティーは厳しい大地ではぐくまれますが、やはり雨が降らないと枯れてしまいます。 この2015年の年間降雨量が180mmでした。 実をいうと、2017年はなんと年間85ml。 そのうちデータが出てくると思いますが、2017年はかなり生産量は落ち、価格も高騰していました。
ルイボスティーを飲んだことのある方の感想は千差万別。「美味しい」「甘い」「くせになる」という肯定派の方や、「くさい」「雑味がある」「コクがだめ」という否定派の方、双方いらっしゃいます。傾向としては 女性は好きな人が多く 男性は苦手な人が多い です。
オーガニック・ルイボスティーは10年前には南アフリカ共和国からの輸出量では日本は3位だったのですが、2年前についに1位に。さらに2016年にオーガニック農場で問題が発生したことと、ケープ州の旱魃の影響により、オーガニックグレードの生産量が格段に落ちてしまい、原価が2倍近く上昇する状態になりました。